30代にありがちな転職経験のお話

私は20代後半の頃から駅前の子供託児所に勤めてきたのですが、ずっと以前から気になっていた近所のパン屋さんに転職をしてみたいという気持ちが強くなり、先日パン屋さんの店頭に張り出してあった求人募集のチラシを見て勤務先や電話番号をメモしてきました。パン屋さんへの転職を希望した理由は以前から本格的なパン作りに興味があって、勉強をして実際にパン屋さんで働いてみたかったからです。

 

途中で中退してしまったのですが調理師免許を取得するための専門学校に通っていたこともありました。そこで実際にそのパン屋さんに面接の申し込みの電話をかけてみると、年配の女性と思われる店長さんが出て住所や前の職業についてなどを聞かれ、その後「後日面接に来てください。」と面接をしていただけることに決まりました。

 

当日は前日に書いた履歴書を持ってスーツを着用して面接約束時間の15分前にお店へ行きました。「○時から面接をお願いしている○○です。」と伝えて面接を担当していただく方を呼んでいただくと、面接を担当してくれる店長さんが現れて店の奥へ案内していただき、対面して実際の面接が開始しました。

 

「どうぞよろしくお願いいたします。」と履歴書をお渡しすると、店長さんは履歴書の各項目をじっくりと見ているようでした。そして資格の項目欄をみて「あなたは保育士の資格があるんですか?」と質問をされました。最初にも書きましたが私は駅前の子供託児所で保育士として働いていましたから保育士の資格はもちろん持っています。店長さんは何か考えている様子で、どうもこの部分が何かとても引っかかったようです。

 

店長さんはしばらく考えてから「私にもあなたぐらいの年齢の子供がいます。あなたはまだ若いけれども礼儀もしっかりしているし、せっかく保育の立派な資格を持っているのだからもっと立派な保育園でもう一度働いたほうがいいのではないかと思いますよ。こんな小さなパン屋で働いていてもあなたのお母さんも喜ばないんじゃないかと思いますよ。」とお話されました。

 

最後には「とても採用したいけれども今回はご縁がなかったということでお願いします。」といわれて履歴書を返していただきました。「別の資格を持っているとこういう場合もあるんだなあ・・・。」というのが私の30代で始めてチャレンジした転職活動での感想です。